■特徴
サメ節の特徴は、まずとてもあっさりしていることです。
鰹節や鯖節・煮干はそれぞれ自己主張する独特な味(ガツンと響く味)がありますが、サメ節にはそれがありません。
しかし、逆にあわせる調味料、例えば醤油や塩の味を格別に引き立てます。また、野菜・肉などの味も同様です。
自分では自己主張せず他の素材の味を美味しくさせるのがサメ節です。
もう一つ、鰹節との比較味見で分かる特徴として、サメ節はより甘味が強い、酸味が少しあるということがあげられます。
旨味、甘味、酸味、塩味、苦味のバランスが良いので、昆布や味醂を加える必要がありません。
勿論、昆布や鰹節・煮干との相性も良く、併用する場合は少量でそれらの味が強調されることになります。
右は、弊社が調べたサメ節と鰹節の遊離アミノ酸比較量です。
特筆すべきはアンセリンの含有量です。
アンセリンは、カツオやマグロなど常に泳ぎ続けている魚に多く含まれるアミノ酸で、疲労回復に効果があるといわれています。最近では、焼津水産化学工業株式会社の動物試験で、尿酸値抑制、活性酸素消去機能、血圧降下、抗炎症作用等が確認されたとあります。
焼津水産化学工業株式会社のHP。
多く含まれているとされる鰹を原料にしている鰹節と比較して、弊社独自の製造方法によるサメ節中のアンセリンはその3倍強も含まれているということになります。
アンセリン自体の味は、苦味と塩味を呈しますが、それ以外の複雑なアミノ酸の組合せにより、サメ節にはそういった特徴は感じられません。
また、尿素が非常に多いのが特徴です。尿素は無味無臭で、人体に無害です。
ヒスタミンが殆ど入っていないので青い魚アレルギーをお持ちの方も安心してお使いになれます。
☆チェック項目です
今回サメ節を世に出すにあたり、㈱キースタッフ鳥巣研二社長・加藤哲也氏、塩谷魚店、アップルパレス尾崎料理長、木原氏、そのほか大勢の方々の協力がありました。
この場をお借りして深く感謝の意を表します。 |
■遊離アミノ酸組成比較(自社調べ)
|
サメ節(mg/100g) |
鰹節(mg/100g) |
| 単純合計 |
5496.0 |
3017.2 |
| 尿素 |
2703.0 |
0.0 |
| アンセリン |
2360.0 |
683.1 |
| タウリン |
82.0 |
143.4 |
| グルタミン酸 |
21.5 |
26.5 |
| グリシン |
22.4 |
17.9 |
| アラニン |
24.8 |
43.5 |
| プロリン |
22.2 |
20.3 |
| バリン |
20.0 |
24.7 |
| オルニチン |
19.7 |
21.8 |
| ロイシン |
14.0 |
27.1 |
| フォスファチジルエタノールアミン☆ |
10.9 |
0.0 |
| アスパラギン酸 |
11.6 |
7.4 |
| スレオニン |
8.5 |
10.5 |
| セリン |
6.4 |
12.0 |
| メチオニン |
9.8 |
14.5 |
| シスタチオニン |
8.5 |
8.8 |
| イソロイシン |
8.9 |
15.8 |
| リジン |
7.2 |
79.0 |
| チロシン |
6.4 |
16.2 |
| フェニルアラニン |
3.6 |
19.7 |
| アルギニン |
5.5 |
17.6 |
| ヒスチジン |
0.0 |
1567.2 |
| ヒスタミン☆ |
2ppm以下 |
45ppm |
ppmとは100万分の1の濃度単位。例えば1g中0.001mg含まれる濃度が1ppm |